石井製作所時代、清四郎と活動を共にされた機電の倉方茂雄さん、特殊メイクアーチスト・映画監督として活躍されている原口智生さん、PROJECT SERメンバーの清四郎の長男・良、清四郎の孫である私(当サイト管理人)とで対談が行われました。
管理人が倉方茂雄さんとお会いするのは初めてのこと。良は子供の時以来、実に50数年ぶりの再会となります。
原口智生さんにお会いするのももちろんこの時が初めて。やや緊張しましたが原口さんには清四郎の残したアルバム写真のコピーを見ていただき、特撮にまつわる数々の貴重なお話を伺うことが出来ました。
倉方さんには石井製作所に入られたきっかけ、当時の製作所の様子、こちらで知りたかったいくつかの質問にお答えいただきました。この対談の詳細は洋泉社さんから発売予定のムック本に掲載されることとなっています。ぜひこちらの発売を楽しみにお待ちください!
そしてこの日、なんと倉方さんから直々にカラータイマーを頂いてしまいました。(トップ画像)このカラータイマーは電気こそ入りませんが、ウルトラマンショーで実際に使用する物、とのこと。
「お孫さんが来るっていうから小さい子かと思って(笑)」とは倉方さんの談。
倉方さん、原口さん。長い時間お付き合いいただき本当にありがとうございました。
さて、この対談について詳しくはこれから発売になる映画秘宝ムックをご覧いただくとして、当サイトでは倉方さんへの質問の一部、そして新たに判明した石井製作所関連の情報をご紹介しようと思います。
倉方茂雄さんへの質問(抜粋)
ウルトラQのタイトル文字(装置)について
以前の記事でウルトラQのオープニングタイトルの文字が回転する装置を清四郎が作った、と書きましたが、そのことをご存じないか倉方さんにお伺いしてみました。
倉方さんによるとアイデアは中野稔さん。その装置の発注先が石井製作所だったと思われます。
ブリキでプロペラを2つ作り溶剤を回転させる箱状の機械を、確かに作った、と語ってくださいました。おそらく納品前に製作所内で動作するかのテストをし、その様子を清四郎の長女(管理人の母)が見ていたのでしょう。
作品名不明の東京タワーについて
東京タワーを作ったかどうか倉方さん自身ご記憶にないようで、残念ながら作品名までは分かりませんでした。引き続き検証を続けていきたいと思います。
次の記事では倉方さんが石井製作所に入社しようと決めた、ある模型についてお送りします。